
最近良く耳にする「スペシャルティコーヒー」。スペシャルティコーヒー豆専門店やスペシャルティコーヒーが飲めるカフェも全国で増えてきています。ではスペシャルティコーヒーとは一体何なのか、何がスペシャルなのか、スペシャルティコーヒーを深く見ていきましょう!
スペシャルティコーヒーとは?
スペシャルティコーヒーとは、その名の通り、スペシャルな(特別な)コーヒーという意味で、すばらしい風味特性を持ったコーヒーでなおかつ消費者がおいしいと評価するコーヒーを指します。
スペシャルティコーヒーは世界各国でその定義に差があり、日本スペシャリティコーヒー協会で定義されているものは以下の通りです。(SCAJ資料より抜粋)
①消費者が美味しいと評価するコーヒーであること。
②印象的な風味、爽やかで明るい酸味特性があること。
③From Seed to Cup :コーヒー豆が種の状態から実際に消費者に飲まれるまで、全ての段階で徹底した生育環境・工程・品質管理がなされていること。
という条件になっています。
ではハワイ・コナやジャマイカのブルーマウンテンのようなとんでもなく高いコーヒーはスペシャリティコーヒーなのか?というとそういうわけでもありません。確かにこれらも素晴らしいコーヒーなのですが、これらはプレミアムコーヒーというランクにグループ分けされています。

コーヒー市場を変えたスペシャルティコーヒー
今までコーヒー豆は、生産国が独自で決めた基準に基づいて販売されていました。例えば、ブラジルの○○というコーヒー豆があったとしたら、複数の農園から集めた豆や標高がバラバラの生産地で出来たもの、さらには流通がはっきりしない豆などもひとくくりにして同品種として輸入して販売されていました。
スペシャルティコーヒーの登場により、管理がしっかりなされるようになりました。消費国(先進国)がコーヒーの値段を一方的に決める体制から、良い豆は高く買おうという風潮が現れたのがここ十数年のコーヒー業界です。コーヒーは少品種大量生産の時代から多品種少量生産の時代へシフトしているといえます。
ルブランコーヒーでも積極的にスペシャルティコーヒーを焙煎しておりますスペシャルティコーヒーはロットが少なく、希少性がある品種も多いため、売り切れることが多いのが辛いところです。
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